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サステナブルな暮らしを音楽とともに。U-POWERの電力がもっと広まってほしい

GREEN100導入エピソード | 事例.017

「リンツ楽器」(静岡県)

U-POWERに切り替えて電気代の波が穏やかに

U-POWERの電気に切り替えたのは、2年ほど前です。2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻以降、電気代が乱高下するようになり、仕方ないとは思いながらも困っていました。

ちょうどその頃、U-POWERの営業担当の方から電話をいただき、見積もりをしたところ「安くなりますよ」と勧められたんです。再生可能エネルギーを使った電気だとも聞きました。原油価格の変動の影響を受けにくく、環境にも配慮している点にも魅力を感じ、切り替えようと。実際に以前の電力会社と比べて、毎月2,000円ほど安くなっています。

うちは小さな店舗ですが、ネット販売も行っているため、パソコンは常に稼働させていますし、照明やエアコンなど、日々の細かいところで電気を使います。楽器の管理には特に気を使います。木管楽器やバイオリンなど、ヨーロッパの気候に合ったものを日本の高温多湿の環境で扱うには、温度や湿度の管理が欠かせません。湿気が多すぎたり、急激な気温変化があったりすると、音に影響が出るだけでなく、楽器自体にも負担がかかります。バイオリンは木製で、弦を常に張っているため、大きな力が加わり、気温差によって本体が曲がってしまうこともあるんです。

雨が降り、その後カラッと晴れた日に、たまたま窓を開けたまま出かけ、近所の方と立ち話をして戻ったところ、スタンドに立ててあったチェロのネックがかなり反ってしまったこともあります。

「楽器が好き」から始まった地域密着の楽器店

当店では、管楽器・弦楽器を中心に、さまざまな楽器を取りそろえています。お客さまが納得されるまで、じっくり丁寧にお手伝いするのがモットー。小学校・中学校・高校など、学校からのご注文も大歓迎です。

私は学生時代、吹奏楽部でクラリネットを吹いていました。社会人になってからは楽器集めが趣味になり、「あれもいいな、これも気になるな」と集めているうちに、気づけば30〜40本。妻に「どうするの?」と聞かれて、「いや、もう…好きなんだからしょうがない」と(笑)。そうして勢いのまま、20数年前に脱サラしてこの店を始めたんです。楽器って奥が深いんですよ。最初は安いトランペットを買っても、次第に「もっといい音ってどんなだろう?」って思うようになる。その気持ち、すごくよくわかります。だからこそ、初心者の方もプロの方も、どんな方にもちゃんと寄り添える店でありたいと思っています。

楽器を実際に手にとって試していただけますし、学校のオーケストラ部や吹奏楽部の先生方にも、「選べる選択肢があって助かる」と言っていただいています。バイオリン教室も開いており、その様子を見ながら、私もバイオリンの練習をしているんです。なかなか難しいですよ(笑)

地球温暖化の影響、楽器にも

私はもう70年近く生きてきましたが、昔と比べて気候が大きく変わったと感じます。子どもの頃は25度で暑くて、30度を超える日はほとんどありませんでした。冬も寒く、静岡でも20年に一度は雪が積もり、近くの500メートルほどの山に雪が積もると「もうすぐ春が来る」と言われていたものです。でも今では、その山に雪が積もったところを40年以上見ていません。

気候の変化は、楽器の素材にも影響しています。たとえばバイオリンの弓に使われるペルナンブーコという木は、ワシントン条約で伐採が禁止に。中国の楽器、二胡(にこ)に使われるニシキヘビの皮も、捕獲が禁止されています。こうした中、クラリネットメーカーのクランポンは、エコ素材「グリーンライン」を取り入れるなど、環境への配慮が進んでいます。

だからこそ、U-POWERのように再生可能エネルギーを扱う電力会社が広がっていくのは、とても心強いと感じています。環境に優しい電気を選ぶことが、少しでも未来につながっていけばいいですね。

【店舗情報】
「リンツ楽器」
https://www.linz-inst.com/
◎住所
静岡県藤枝市横内563-6
◎TEL/FAX
054-643-0021
◎営業時間
10:00~21:00
◎定休日
不定休

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