次世代によりよい環境を残したくて、U-POWERを選びました。地域内循環と信頼を大切に、農と暮らしをつなぎたい
GREEN100導入エピソード | 事例.023 「よろづや いっかく」

きっかけはサステナブルレストラン協会のイベント

U-POWERを知ったのは、サステナブルレストラン協会のイベントがきっかけでした。もともと再生可能エネルギーに関心があり、会場内のブースに目が留まりました。二次元コードから問い合わせをしたところ、すぐに説明に来てくださいました。
電気は日常生活の中で欠かせないインフラです。毎月継続的に支払いをしているお金がただ消費されるだけではなく、環境への取り組みに投資していけるなら、それに越したことはありません。U-POWERさんの電気が実質再生可能エネルギーだと聞き、「この支出が再生可能エネルギーの普及につながるのであれば」と、すぐに切り替えを決めました。
量り売りやビニール袋削減にも取り組んでいて、必要な分だけを選んでいただいたり、「袋はいりますか?」とお声がけしたり。コンポストも店頭に設置し、端材などを無駄にせず土へと還しています。地域の中で、自然に、無理なく循環していく仕組みを築く。それが、私たちの考える“サステナブルな日常”です。
電気についても環境とのバランスを大切にした選択ができてよかったです。目に見えにくいものに対しても、環境に良いものを選び取っていく。その意識の変化が、今だけでなく、将来の暮らしの質を高めてくれるのではないでしょうか。
八百屋でありシェフとして、地域の食を支える

「よろづやいっかく」は、2018年にスタートしました。私たち夫婦は「八百屋でありシェフ」。もともとは都内のレストランでともにシェフをしていました。そのころから有機農産物に関心があったんです。安曇野に移住してからは、自分たちが育てた野菜や、信頼する農家さんの作物を使って、「こうやって食べるとおいしい」と提案させていただいています。食は毎日のこと。それが楽しくなって、みなさんの日々の幸福度が上がるお手伝いができたら嬉しいです。
扱っているのは、地元の有機農家さんから直接仕入れた新鮮な野菜です。そのままだと食べづらいと思われている野菜も、調理法次第でおいしく食べられるんですよ。いろいろな野菜を食べていただきたいので、調理法を添えて販売することも。最近、キクイモの調理法をお伝えしたら大好評。リピートしてくださる方も増えてきました。
うちの子どもたちも自然が大好きです。家族で山に登ったり、農作業を手伝いたがったり。そういう暮らしの中で、次の世代が当たり前に自然を大切にできるようになるといいなと思っています。
身近なものを大切にすることから始まる、環境への取り組み

環境問題というとスケールの大きなことに目が向きがちですが、私が大切にしたいのは今あるものを大切にすること。そして、家の中や地域の中で小さな社会を循環させていくことです。そのために、「次世代に何を残していけるか」という問いを軸に、日々の営みを重ねています。食育として子ども向けの料理塾や畑での体験の場をつくり、小さな頃から“食べることの意味”を感じられるようにしたいと思っています。
私自身も、お米を作ったり、酒を仕込んだり、蜂蜜を採ったりと、さまざまな生産現場に関わってきました。その経験を活かして、お客さまにも現場での体験を通して“知る”機会を持ってもらえるようにしています。何かを選ぶとき、そうした原体験があるかどうかで、その選択の意味が大きく変わってくると思うからです。
私たち大人には“次世代に何を残していくのか”を考える責任があると思っています。それはモノではなく、暮らしのあり方だったり、選び方の感覚だったり。私たちが今、どんな選択をするかで、未来は少しずつでも確実に変わっていくはず。これからも、小さな実践を重ねながら、子どもたちに手渡していけるものを大切に育てていきたいと思っています。
【店舗情報】
よろづや いっかく
https://ikkaku-yorozu.com/
◎住所
長野県安曇野市穂高5971-3(穂高神社北口)
◎営業時間
10:30〜17:00
◎定休日
冬季火曜日
※年末年始・ゴールデンウィークなどは不定休となる場合があります。
営業日はお知らせやSNS等でご確認ください。
◎駐車場
穂高神社の駐車場をご利用ください。