GREEN100への切り替えは、環境について考えるきっかけになりました
GREEN100導入エピソード.016「四季旬菜 まんま」

USENの系列会社という安心感

もともと契約していた電力会社は評判があまり良くなく、料金も高いという話をよく聞いていました。ちょうど見直しを考えていたときに、U-POWER営業担当さんからお電話をいただきました。
電力会社の営業連絡ってすごく多いんです。いろんな会社から連絡が来ますが、どこを選べばいいのか分からなくなるほど。そんな中で、U-POWERさんの話を聞いてみようと思ったのは、USENさんの系列会社という安心感があったからです。USENさんは業界でも大きな会社で、これまでにもレジや店舗BGMの運用で関わりがありました。
飲食店は電気の使用量が多い業種。特に照明とエアコンは欠かせません。夏や冬はエアコンの稼働が増えますし、照明は常に点けておかないといけないので、電気代の影響は大きいです。U-POWERさんの「GREEN100」は2024年11月に切り替えたばかり。これからどんな成果が出るのか、期待しています。
秋田出身の料理長が腕をふるう「きりたんぽ鍋」が大人気

当店は、秋田のおいしい食材を楽しめる和食のお店です。気づけばもう16年、たくさんのお客さまに支えられて続けてこられました。もともとは深夜まで営業していて、仕事終わりの料理人さんや飲食関係の方が、ほっと一息つける場所としてスタートしました。コロナ禍を経て営業時間が変わりましたが、「おいしい秋田料理と日本酒を楽しめるお店」のコンセプトは変わっていません。落ち着いた雰囲気の店内で、ご家族やご夫婦でのんびり食事を楽しんでいただいています。
料理は、秋田県出身の料理長が手がけていて、比内地鶏や山菜、日本酒など、秋田ならではの食材をふんだんに使用。冬は、比内地鶏の出汁とあきたこまちを使った本格的なきりたんぽ鍋が大人気です。この辺りではなかなか食べられないので、初めて食べるお客さまも多いですが、一度食べたらすっかり気に入ってくださるようです。毎年冬が来ると「そろそろ、きりたんぽ鍋の季節ですね」と足を運んでくださる方も。きりたんぽ自体、もともとは冬の保存食として生まれたもの。お米を潰して棒に巻いて焼き、長く保存できるようにした、昔ながらの知恵なんです。そんな秋田の伝統も伝えていきたいと思っています。
食材を扱うお店として、「無駄を出さないこと」も大切にしています。お肉は秋田の業者さんから直接仕入れ、新鮮なものを提供。野菜は市場を通して仕入れますが、秋田でしか手に入らない山菜やキノコは、またぎさんと契約して、山から直送してもらっています。せっかくの食材、できるだけ最後まで使い切りたい。野菜の根っこまで料理に活かしたり、刺身で出せない魚を南蛮漬けにしたり、調理法を変えて無駄を減らしています。食材の回転を考えながら、秋田のおいしさを存分に味わってもらえるよう、日々工夫しています。
環境について考えるきっかけにも

近年、秋田に限らず、日本全国の食材が環境の変化に左右されていますよね。うちでは、またぎさんから天然のキノコや山菜を仕入れていますが、自然のものだから、気候の影響を受けやすいんですよね。例えば、夏が暑すぎると山菜が思うように育たなかったり、キノコの収穫量が減ったりしてしまいます。
温暖化の影響は、山菜やキノコだけでなく、農作物や魚介類にも広がっています。昔は南の海で獲れていた魚が、どんどん北の方へ移動して、今では違う場所でしか獲れなくなった。うちでは「四季旬菜」という店名の通り、季節ごとの食材をいち早く取り入れていますが、最近はその「旬」の時期が少しずつズレてきているように感じます。「この時期に出せるはずの食材がまだ揃わない」「去年と比べて出回るタイミングが変わった」などのやりとりも珍しくなくなりました。春や秋はそれが顕著ですね。
最初はGREEN100は「実質的再生可能エネルギー100%の電力」と聞いてもピンとこなかったんですが、今まで使っていた電気と何が違うのか、説明を聞いて少しずつ理解できてきました。お客さまにも「うちは環境に配慮していますよ」と伝えられたらいいですね。ステッカーがいただけるんですか? ぜひ、貼らせていただきます。せっかく環境に優しい電気を使っているのなら、それをきっかけに環境について考えるきっかけを作れたらいいなと思っています。
【店舗情報】
「四季旬菜 まんま」
◎住所
神奈川県厚木市泉町11-3 水島ビル1F
◎TEL 046-229-2910
◎営業時間
【月~土】
ディナー 16:00~00:00 (L.O.23:30)
◎定休日
日曜・祝日