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社会貢献したいからGREEN100を選んだ。 環境への取り組みの輪を広げていきたい
GREEN100導入エピソード | 事例.002 三和砥石株式会社(埼玉県)
鋳物の街、川口で発展してきた砥石販売店
当社は、1966年に創業した砥石販売店です。創業者の父が2005年に亡くなったあと、息子の私が跡を継いでいます。私は大学卒業後、愛知県の株式会社ノリタケカンパニーリミテドに就職し、10年ちょっと修行をしていました。今もノリタケさんとは取引があり、当時勉強した、ダイヤモンド・ホイールのドレッシング用砥石の選定についての知識などは現在の仕事に活きています。
一般的に砥石というと、包丁などの刃物を手作業で研ぐものを連想されるかもしれませんが、当社は製造業を営む会社などに、グラインディングホイールという研削用の砥石を販売しています。グラインディングホイールは主な砥粒にダイヤモンドが用いられることから、ダイヤモンド・ホイールとも呼ばれます。お客さまからのオーダーメイド依頼を中心に、カタログでの通信販売も受け付けています。
もともと川口市は、江戸時代から鋳物(いもの)産業が盛んで、鋳物工場が市の南部地域を中心に発展していました。最盛期には溶解炉「キューポラ」が並び立つ鋳物の街として、『キューポラのある街』(1961)という映画の舞台になったほどです。当社の周りにも700〜800件ほど鋳物屋さんがあったのではないでしょうか。砥石販売店は、それらの鋳物屋さんとの取引で事業をしていましたが、今は鋳物屋さん自体がかなり少なくなってしまいました。川口から他県へ移転された取引先もあるので、私も新潟県や福島県などへ足を運んでいます。
再生可能エネルギーのGREEN100プランで環境問題に貢献したい
私は以前からリサイクルや環境問題に関心があり、自動車業界の電気自動車製造に向けた動きや、気候変動に対応するための各業界の動向を気にかけていました。そこへ、20年以上付き合いのある取引先の会社が、家具や什器に使われるパーティクルボードを作るのに100%廃材を利用していることを聞いたんです。「ビジネスとして成り立つ上に、リサイクルによって世の中のためになっているなんて素晴らしい」と感銘を受けましたね。そんな時、U-POWERさんからGREEN100のお話をうかがい、再生可能エネルギーの電気を使うことで、社会貢献したいと思い、契約を結びました。
当社の電気利用は主に事務所の冷房やパソコン、冷蔵庫、照明などの生活に関連するものです。大量の電力を消費するわけではありませんが、せっかく電気を利用するなら化石燃料ではなく、再生可能エネルギーでできた電気を使用したい。2023年1月からGREEN100を利用し始めて、今日まで不具合なく利用できています。今、電気料金は高騰していますが、昨年の7月に比べて今年の7月は電気代が1万円安くなっていました。環境貢献できるうえに、電気料金が安くなるのは嬉しいです。
利用者の一人として、積極的にGREEN100を薦めたい
私の仕事のやりがいは、オーダーメイドでお客さまのリクエストをどうすれば実現できるか考えること。これまで、ダイヤモンド・ホイールを1日15枚交換していたのに、当社が提案した製品を使用するようになって、3週間に1枚で済むようになったと言われた時は、本当に嬉しかったです。オーダーメイドでお客さまに満足していただくには知識と経験が必要です。たとえ値段が高くても、仕事の効率を良くしたいと考えるお客さまが多いので、そういった要望に、これからも応えていけたらと思っています。
同時に、企業にとって環境問題は切実な問題なので、これからも関心を持って取り組んでいかなければなりません。特に気になるのは気候変動に関する動きです。どのように対応していくのかについてアンテナを張っておかなければ、企業として衰退してしまいますし、環境問題への貢献もできません。その第一歩として、取引先の方など、身近なところから、再生可能エネルギーのGREEN100を薦めていきたいと思います。
三和砥石株式会社(埼玉県)
場所:埼玉県川口市栄町1ー11ー9
TEL:048-251-5940
取材後記
U-POWERではGREEN100(再エネ100%)をご契約のお客様にお店のステッカーをお配りしております。このステッカーにより社内外にSDGsをアピールする事ができます。
三和砥石株式会社様もステッカーを貼っていただいておりました。