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新緑の森で学び、癒される一日
第5回「アファンの森ツアー」レポート
新緑の森で学び、癒される一日
第5回「アファンの森ツアー」レポート
新緑の森で学び、癒される一日
第5回「アファンの森ツアー」レポート
① 森のレクチャー
〜森から学ぶ、気候変動と生態系〜
まずは、アファンセンターにて、⽇本の森の現状やアファンの森の成り⽴ち、現在の地球環境についてお話を伺いました。アファンの森では、地域本来の⽣き物が暮らせる⽣態系を取り戻すために森の整備を⾏なっています。その⼀環として、将来的に重機を使うのを減らし、⾺で⽊を運ぶ「⾺搬」の技術を取り⼊れ、より⼀層森に暮らす動植物への影響を少なくしたいと考えています。
そして、生態系の変化で特に驚きだったのが、2014年〜2024年の10年間でチョウの個体数が約83%減少、種の数も約41%減少しているという事実でした。長年保全に取り組んできたアファンの森でもそのような緊迫した事態が起きているという事実から、このままでは本当に手遅れになってしまう、という危機感が湧いてきました。待ったなしの現状を目の前にして、日々の生活の中での小さな行動の積み重ねがいかに重要なことなのかを考えさせられる、印象深い時間となりました。
② 馬とのふれあい
〜やさしさと信頼でつながるひととき〜
ホースロッジにつくと、道産子の雪丸と茶々丸が野原で草を食べながらお出迎え。
白毛が特徴の雪丸はアイドル気質で人懐っこくて甘えん坊な性格なのに対して、茶色い毛並みの茶々丸は職人気質で落ち着いていて、じっとしているのが得意なんだそうです。
最初に日本の馬の歴史や、馬の生態について伺いました。
馬は戦わない動物のためツノを持たず、約360度の広い視野を持っています。また、音に敏感な耳、早く走れる一本指へと進化した蹄は、敵から逃げるための特性ということを伺いました。こうした特性を踏まえ、馬と接する際に安全な立ち位置や接し方を学ぶことで、馬の世界をより深く知る時間となりました。
アファンスタッフのお話を聞いた後、まずは「ブラッシング」で馬のお手入れを体験。
ブラッシング中は気持ちよくて眠そうな2頭をみて「かわいい〜」とお客さまもメロメロ。
次に体験した「引き馬」では目線を馬の顔ではなく向かう方向に向け、人が主導して歩くことがスムーズな引き馬につながることがわかりました。
そして、今回なんと「乗馬体験」も!
最初はお客さまも恐る恐るでしたが、体幹を使って馬の揺れに身をゆだねることで次第に安定し、最後には両手を離して自然に乗りこなしていました。
引き馬体験。つい足元の草を食べてしまう場面も。
皆さま最後は両手を離して乗りこなしていました。
乗馬体験を終えて、最後に茶々丸と雪丸に「餌やり」で感謝を伝えます。美味しそうに勢い良く食べる姿がとても愛らしかったです。
馬の身体は約500kgと大きく、力でどうにかしようとしても通じません。声のトーンや立ち位置、視線の向け方を少し意識するだけで馬の反応が変わることを実感しながら、皆さまふれあい体験を楽しんでいらっしゃいました。
餌やり体験。気持ちの良い食べっぷりです。
雪丸、茶々丸、アファンのスタッフの方との集合写真
③ ランチタイム
〜森の空気と一緒に味わうお昼ごはん〜
いよいよ待ちに待ったランチタイム。
黒姫の無農薬野菜を使ったマクロビ弁当をいただきました。
地元の山菜など旬の食材を使用していて、素材の味を活かしたやさしい味わいでした。
私が長野の実家で食べ親しんでいたわらびも入っていて、東京の同期にも食べさせたいと思うほど丁寧な味つけでとても美味しかったです。
黒姫の無農薬野菜を使ったマクロビ弁当は絶品でした。
森の中で味わうと、いっそう美味しく感じられます。
ランチ後は焼きリンゴ作り体験。シナモンやレーズンで好みに合わせてアレンジをします。
焚き火で焼いた焼きリンゴは一体どんな味になるのか、食べる前から別腹が減ってきます。
鳥のさえずりや木々の音を聞きながら食べるごはんはレトルトに頼りっぱなしの私の身体にもとても沁みました。
焼きリンゴ作り体験。お好みに合わせてシナモンやレーズンでアレンジしました。
親子でご参加いただいたお客さま。焼きリンゴには大好きなレーズンを入れて完成が楽しみです。
ランチは焚き火を囲んでいただきました。
お昼の後のお休みタイム。
新緑が視界いっぱいに広がり、ふかふかの落ち葉がとても気持ち良いです。
④ 森の散策
〜多様な生物を五感で体感〜
ランチタイムを終えたら、午後は森の散策に出発です。
早速アファンスタッフが切り取った植物を嗅いでみるとさっぱりとした爽やかな香りが鼻に広がります。「クロモジ」という植物で、含まれる成分はリラックス効果があるそうです。(実はかの有名な香水「シャネルNo.5」にも使われているローズウッドに含まれている成分と同じものなのだとか。)
他にも、思わず元気が湧いてくるような「ニオイコブシ」の柑橘系の香りなど、さまざまな植物の匂いを楽しみました。歩き進めると足元にはお弁当に入っていた「コシアブラ」も発見。森と食とのつながりを改めて実感します。
クロモジの爽やかな香りはリラックス効果があります。
森を流れる川にはイワナが生息しています。
そんな中、思いがけない出会いも。「見つけた!あそこにいる!」
なんと、奇跡的に巣立ったばかりのフクロウのヒナをお客さまが発見。
木の幹からひょっこりと顔を出し、こちらをじっと見つめる姿に、思わず「かわいい!」と歓声が上がります。(私もここが一番テンション上がりました。)ネズミを主食とするフクロウは、⽣態系のバランスを保つ大切な存在です。
さらに歩き進めると、動物たちが残した“フィールドサイン”があちこちに。ネズミとリスでは、かじったクルミの食べ痕が違っているそうです。他にも、木の幹につけられたシカのツノの痕やクマの⽖痕が残っており、動物たちの気配をすぐそばに感じることができました。
その後も花の中に虫を閉じ込めて受粉させるマムシグサなど、少し不思議でたくましい植物の姿にも触れ、生きものたちの進化に驚かされる散策となりました。
フクロウのヒナを発見。
じっと母フクロウが持ってくるごはんを待っています。
左がリス、右がネズミの⾷べ痕。リスは殻をきれいに2つに割って食べるのに対し、ネズミは殻に1〜2か所の小さな穴をあけて中身を食べます。
80年に一度しか咲かないと言われている笹の花に遭遇。
ツタのブランコに、童心を思い出すひととき。
⑤ おやつタイム
〜焚き火を囲んで、とろける甘さに歓喜〜
散策を終えて最後はおやつタイムのお時間です。
昼間に仕込んでおいた焼きりんごは、シナモンやレーズンを加え、それぞれの好みを詰め込んだ一品です。火を通すことで引き出された、りんご本来の甘みが口いっぱいに染みわたります。
焼きリンゴと一緒に焼き芋も、アファンスタッフが焚き火でじっくり焼きあげてくれました。焼き芋は驚くほど甘く、噛むたびにほくほくとした温かさが広がります。
焚き火のぬくもりと新緑に囲まれて食べるおやつは、都会の喧騒から離れて心を癒すとても特別な時間となりました。
ほどよいりんごの酸味とアイスとの相性も抜群です。
焼き芋はほくほくで香ばしい炭の香りが広がります。
⑥ 1日の振り返り
〜自然の力をあらためて感じて〜
新緑が美しい一日を終え、お客さまからは心に残る感想が数多く寄せられました。
「乗馬が今年の目標だったので、思いがけず叶ってとても嬉しかった。」
「改めて地球環境にできることを少しずつでも良いので心がけていきたい。」
「森の中を見て、手を入れることで森が再生させるということがよく分かった。」
「アファンの投稿で見ていたので、来れて嬉しかった。地球温暖化についても人に広げていきたい。」
自分も長野から東京に上京して2年経ちましたが、久しぶりに自然のパワーを直接感じて、「やはりこういう時間は必要だな」と素直に思いました。
そしてその自然は、動植物の変化からもわかるように決して当たり前に存在し続けるものではなく、人間の暮らし方ひとつで簡単に失われてしまう可能性があるのだと、強く危機感を感じました。だからこそ地球にやさしい電気を今後もお客さまに届けられるよう、日々の業務に誇りをもって努めまいります。
U-POWERは、再生可能エネルギーを通じて、環境に配慮した暮らしの選択肢を広げていきたいと考えています。今後も体験の場を通じて、自然の魅力と新たな気づきをお届けしてまいります。
次回は紅葉が深まる秋にツアーを予定しています。
告知と募集は秋口より開始いたします。メール、または当社サイトをご確認いただけますと幸いです。