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絶景の紅葉!第4回「アファンの森ツアー」レポート

絶景の紅葉!
第4回「アファンの森ツアー」レポート

2025年11月8日(土)、U-POWER GREENホーム100をご契約いただいているお客さまから抽選でご招待し、U-POWERオリジナル特別ツアー「アファンの森ツアー」を開催いたしました。
森に近づくにつれてバスの窓の外には息をのむような紅葉の絨毯が広がり、まるで赤く染まった絵画のよう。
期待に胸を膨らませ、わくわくした気持ちでアファンの森に到着しました。

一体どんな感動が待っているのでしょうか?

① 森のレクチャー

〜森と人間の共生を考える〜

まずはアファンセンターで、森のレクチャーからスタート。「1970年-2020年の50年間で脊椎動物種の個体群の大きさが73%も減少している」という衝撃的な事実から、改めてCO削減や森林保護の重要性を実感。そして、かつての日本の暮らしは自然の力を借りながらいかに自然と共存していたかというお話は、現代に生きる私たちにとって、深く考えさせられる貴重な時間となりました。
森と人間の生活の繋がりの深さに触れ、いよいよ散策へ出発です。

②森の散策

〜五感で味わう秋のアファンの森〜

赤や黄色に染まった木々が織りなす紅葉の景色は、まさに圧巻の美しさでした。
お菓子のような甘い香りがする”カツラ”の落ち葉や、湿布と同じ成分を含む”ミズメ”の葉っぱからは湿布のあの独特な香りがしました。
湿布が科学的に証明されるずっと前から、人々は樹皮を腰や肩に貼っていたという歴史があるそうです。古人の知恵に触れ、森の奥深さに感動。
「多様性は可能性」というC.W.ニコルさんの言葉のように、森が育む豊かな自然の中には、もしかしたら、私たちの医療に繋がる大切なヒントが、まだまだたくさん秘められているように感じます。

アファンスタッフの解説に耳を傾けながらさらに進むと、「あえてササヤブを残して小動物の逃げ場にする」という、アファンの森が大切にする多様性への配慮にも心があたたかくなります。
途中にはイノシシがダニなどの寄生虫を落とすためにぬかるんだ場所で泥浴びをした場所(ヌタバ)があったり、木登りしたツキノワグマの爪痕も発見森の至る所に生き物たちのフィールドサインが見られ、ただ美しいだけでなく、生き物達が安心して暮らせるようになった森の様子に、皆さまからも感嘆の声が上がりました。

赤く染まった紅葉

カツラの落ち葉からは甘い香りがしました

カエルを発見!どこにいるでしょう?
周りにあわせて変幻自在に体の色を変えます

よく見るとクマの爪痕が!

シカが角研ぎした跡を発見

ツタのブランコ

③ランチタイム

〜自然の恵みを味わう、至福の時間〜

お昼は、北イタリアで修行したシェフが腕を振るった信濃町の特製お弁当をいただきました。 地元食材がふんだんに使われ、紅葉に囲まれながら森の中でいただくお料理は、格別の美味しさでした。午後のプログラムに向けて、心もお腹も満たされる至福のひとときです。

して、ツアー終盤のおやつタイムに向けて、自分だけのオリジナル焼きリンゴ作りにも挑戦。
どんな味に仕上がるのか期待が高まります。

お弁当も美味しくいただきました

各自それぞれ焼きリンゴの下ごしらえ

④馬とのふれあい

〜茶々丸と雪丸に癒されて〜

午後は「日本の馬という生き物を知って身近に感じて欲しい」というスタッフの方の思いでご用意いただいた「馬とのふれあいプログラム」。
道産子の雪丸とクオーターホースと道産子のミックスの茶々丸とご対面しました。雪丸は普段は少し荒々しい一面もありますが、仕事になると頼りになる存在。一方、茶々丸は普段は穏やかですが、意外と頑固なところがあるという、馬もそれぞれ個性があることに皆さまの表情も和らぎました。

日本の馬は、荷物を運ぶための大切なパートナーとして足腰がしっかりと進化し、なんと自分の2倍の重さ、1トンもの重さを引っ張ることができるそうです。そんな頼もしい馬たちと一緒に仕事をするために、どのような信頼関係を築いていけばいいのか実践を通して体験。馬は人間の気持ちをとても敏感に読み取るため、怯えずに強い意思を持ってコミュニケーションをとることが大切だと学びました。

茶々丸と雪丸との触れ合いは、馬たちの温かさや賢さ、人間との深い繋がりを感じる、心に残る体験となりました。馬という存在がぐっと身近に感じられたことと思います。

馬のブラッシング体験

笹を嬉しそうに食べる茶々丸

引き馬体験

スタッフの皆さまもあたたかく迎えてくださいました

⑤おやつタイム

〜焚き火を囲んで、とろける甘さに歓喜!〜

そして、お待ちかねのおやつタイム。

午後、皆さんがプログラムを楽しんでいる間、アファンの森づくりの過程ででた間伐材の薪を使って火をおこし、その森のエネルギーで秋ならではのさつまいもと、皆さんが仕込んだリンゴをアファンスタッフがじっくり上手に焼き上げてくれました。「とろーり」と口の中でとろける焼き芋の甘さに、皆さまからは「美味しい!」と歓喜の声が上がります。自分たちで味付けした焼きりんごも、りんご本来の甘みがギュッと凝縮されていて大成功。温かいおやつに、心までほっこり温まる至福のひとときでした。

秋の味覚が口いっぱいに広がりました

焚き火で焼きマシュマロもしました

⑥1日の振り返り

〜「最高の1日でした!」〜

感動と喜びに満ちた一日を終え、参加者の皆さまからたくさんの素敵な感想が寄せられました。
「森を散策するだけではなく解説を聴きながら木々や生き物たちの話が聞けて面白かったです。」
「ニコルさんの活動に大変関心があったため、何十年越しの夢のアファンの森に来れて嬉しかったです。」
「紅葉を全身で浴びられて最高でした!」
アファンの森が育む豊かな自然、そして温かいおもてなしに包まれた一日となりました。

今後も皆さまにアファンの森の素晴らしさをお届けできるよう、アファンの皆さまと新たな感動をお届けしたいと考えております。

次回は5月の新緑が青々としげる春の開催を予定しております。
告知と募集は春先より開始いたします。メール、または当社サイトをご確認いただけますと幸いです。

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