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食のサステナビリティをリードするレストランを表彰!「FOOD MADE GOOD Japan Awards 2023」

⼀般社団法⼈ ⽇本サステイナブル・レストラン協会(通称:SRAジャパン 代表理事 下⽥屋 毅)が2021年から主催する「FOOD MADE GOOD Japan Awards」。3回目となる今年は、11月20日(月)、東京のザ・キャピトルホテル 東急1F⼤宴会場「鳳凰」にSRAジャパン加盟店舗代表者など約170名が参加しました。

今回は、会場であるザ・キャピトルホテル 東急の総料理長 曽我部俊典氏によるサステナビリティに配慮した食材を使用した創意工夫に溢れたメニューが並び、ビュッフェ形式で参加者に振る舞われました。その後のアワードセレモニーでは、加盟レストランの中から外食産業を通じてサステナビリティを先進的に推進してきた19店舗がノミネートされ、⼤賞のほかに、BEST調達賞、BEST社会賞、BEST環境賞、BESTリサイクル賞、BESTフェアトレード賞が表彰されました。

日本サステイナブル・レストラン協会とは?

SRAジャパン加盟店のつながりは全国に広がっています

当イベントの主催、⼀般社団法⼈ ⽇本サステイナブル・レストラン協会は、2018年に設立された外⾷産業のサステナビリティを推進するコミュニティです。「フードサービス業界のビジネスが、よりサステナブルに運営できるようにするサポートや、サステナブルなフードシステムの構築に貢献すること」をミッションとし、2023年10月時点で全国56店舗が加盟。英国 SRA本部と連携し、FoodMadeGoodスタンダードの普及とFOOD MADE GOODのムーブメントを起こすべく活動をしています。

「FOOD MADE GOOD Japan Awards」の開催目的は、創意⼯夫と努⼒によってサステナビリティを推進してきたSRA加盟レストランを称え表彰することと、加盟レストランとステークホルダーとのつながりを築く機会を提供すること。審査は、FOOD MADE GOODスタンダード(外⾷産業全体で優れた持続可能性の実践を奨励し、評価する国際基準)に基づいてスコアリングを⾏い、SRAジャパンアドバイザリーボードが中心となって構成された審査員の議論を経て受賞者が選出されます。

提供されるお料理を通して知る「食」への持続可能な取り組み

参加者は、アワード会場並ぶサステナブルな料理を楽しみ、笑顔で交流を深めました
どの料理も人気が高く、次々にプレートが空になっていきます
チョコレートからフルーツ、ロールケーキなど、バラエティ豊かなスイーツも
メニューカードには、対応するFOOD MADE GOOD スタンダードのピクトグラムが表示されています

ランチビュッフェでは、地元の農園から仕入れた食材や、白菜やゴボウの皮を使って食品ロスを減らすスナックなど、サステイナブルな工夫を凝らした独創的な料理が並びます。料理以外にも、天然素材を使用し、環境に配慮したストローでドリンクが提供されるなど、参加者は、おいしさや華やかな盛り付けに感動しただけでなく、環境への配慮も随所に感じ、食を通じた持続可能な取り組みに感心した様子でした。

「FOOD MADE GOOD Japan Awards 2023」授賞式

アワードの前に挨拶をするザ・キャピトルホテル東急 総料理⻑ 曽我部 俊典 氏(右)と、SRAジャパンプロジェクト・アドバイザー・シェフの杉浦 仁志氏(左)
アワード開催の挨拶をする一般社団法人日本サステイナブル・レストラン協会 代表理事 下田屋 毅氏

アワードの開催にあたって、日本サステイナブル・レストラン協会 代表理事 下田屋 毅氏が開催への感謝を述べ、コロナ禍を経て飲食店が活気を取り戻し、サステナビリティを実践できるようになってきたことの喜びを語りました。途中、ロンドンから、Sustainable Restaurant Association(通称:SRA)のマネージング・ディレクター、ジュリアン・カイエット・ノーブル氏からビデオメッセージも届き、会場の熱気も一段と高まります。

下田屋氏は、飲食店に関わるサステナビリティの影響は、サプライチェーン上のビジネスと人権、リジェネラティブ農業など、さまざまな領域に及んでいることをふまえ、「飲食店も、気候変動や生物多様性への対応の必要性を認識しながら進めていくことが重要ですそのためにその重要性を理解している、思いを共有する仲間の輪をさらに拡げていきましょう」と話しました。

アワードの各賞の発表~特別賞~

BESTリサイクル賞を受賞した、厚木エリアのみなさん(「フィーコディンディア」横井拓広さん、横井紀子さん、「イタリアンバール Dari」 宮本ゆかりさん)

■BESTリサイクル賞

厚木エリア(フィーコディンディア、イタリアンバールDari)
https://ficodindia.owst.jp/ フィーコディンディア
https://dari.owst.jp/ イタリアンバールDari

*ファイナリスト:茅ヶ崎エリア(ル・ニコ・ア・オーミナミ、共恵一丁目バルOggi) 練馬エリア(PIZZERIA GTALIA DA FILIPPO、Oppla da Gtalia)

株式会社inovation desin 表秀明さん

■BESTフェアトレード賞

haishop café 渋谷スクランブルスクエア店
https://www.shibuya-scramble-square.com/shops_restaurants/shop_546.html

ファイナリスト:cafe rest montrose、ボッテガブルー、こだま食堂

アワードの各賞の発表~部門賞~

左から、SRAジャパン 下田屋毅氏、「野生のピッツェリア SELAVAGGIO」北久裕大さん 堀礼佳さん、株式会社サンクレア 細羽雅之さん、審査員 フードビジネスプロデューサー 石川史子さん

■BEST調達賞

「野生のピッツェリア SELVAGGIO」(愛媛県松野町)
https://mori-republic.shop/collections/pizza

*ファイナリスト:Oppla da Gtalia、cafe restmontrose、ニセコチセガーデン

左から、SRAジャパン 下田屋毅氏、オールデイダイニング「ORIGAMI」佐久間美宏さん、 秋本充尋さん、 審査員 社会課題解決サポーター 石田一郎 さん

■BEST社会賞

オールデイダイニング「ORIGAMI」(東京都千代田区)
https://www.tokyuhotels.co.jp/capitol-h/restaurant/origami/index.html

*ファイナリスト:サンス・エ・サヴール、PIZZERIA GTALIA DA、FILIPPO、ボッテガブルー

左から、SRAジャパン 下田屋毅氏、「株式会社サンマルクイノベーションズ」江下健一さん、「トラットリアケナル」店長榎本 育恵さん、審査員 食ロス問題ジャーナリスト 井出留美さん

■BEST環境賞

「トラットリアケナル」(岡山県真庭市)
https://saint-marc-innovations.com/qenaru/

*ファイナリスト:ボッテガブルー、オールデイダイニング「ORIGAMI」、ニセコチセーデン

FOOD MADE GOOD Japan Awards2023~大賞~

左から、SRAジャパン下田屋毅氏、「PIZZERIA GTALIA DA FILIPPO」 岩澤正和さん、歌川佳さん、廣瀬公彦さん、岩野杏奈さんらスタッフの皆さん、審査員 日本サステナブル・ラベル協会 山口真奈美さん

■大賞:PIZZERIA GTALIA DA FILIPPO

https://filippo.jp/

おわりに

U-POWERは、SDGs(持続可能な開発目標)に関心を持つ多くの方々に生可能エネルギー100%の電力「GREEN100」の魅力を伝えるため、展示ブースを設けました。「GREEN100」の使用は、温室効果ガス削減や持続可能なエネルギー供給などの面で自然環境保護に大きく寄与するため、レストラン関係者の皆様からも高い関心を示していただきました。今後も、U-POWERは地球環境配慮したレストランの運営を電力の面からサポートしていくことを目指していきます。

*⼀般社団法⼈ ⽇本サステイナブル・レストラン協会
https://foodmadegood.jp/

*FOOD MADE GOOD Japan Awards 2023
https://foodmadegood.jp/food-made-good-japan-awards-2023/

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