前職では、BtoB向け有形商材の営業としてキャリアを積んできました。職場にあるモノであればなんでも扱っている会社です。前職で自治体との億を超える受注もしましたが、自身の営業能力をさらに高めたい、形のないものでも自分の力で価値を届けられるようになりたいという想いが強くなり、無形商材への挑戦を決意しました。
中でも新電力の世界は、価格競争が非常に激しい業界です。だからこそ、価格以外の付加価値、つまり「お客様との信頼関係」が何よりも重要になると考えました。サービス提供としての営業を極め、お客様との関係性を深めることで、
「価格も大事だけど、最後は笠原さんから買うよ」
と言っていただけるような、人間力で選ばれる営業を目指す。それが、私の新たな挑戦の始まりでした。
電力という無形商材を扱う難しさは、お客様がメリットを実感しづらい点にあります。だからこそ、導入後にコスト削減の効果を実感いただき、「MOTOHIROさんのおかげで本当に助かっている」という感謝の言葉をいただいた時、この仕事やって良かったなぁ、と思います。
特に印象深いのは、ある学園全体の電力契約を任せていただいた案件です。
当初は「長年の付き合いがあるから変更できない」と言われていましたが、諦めずに何度も足を運び、様々な提案を続ける中で信頼を勝ち取ることができました。しかも、1口だけの予定だったのが関連の学校もすべて任せてもらえる結果になりました。これはまさに、これまで私が地道に続けてきた営業活動の集大成のひとつだとも感じています。
特に東北という地域は、人との繋がりや温かさを大切にする文化が根付いており、「あなただから任せる」という関係性を築けることが、この仕事の醍醐味だと思います。
課長という役職で入社しましたが、私の親くらいの年上の部下もいるチームで、私自身もまだまだ成長過程です。だからこそ、メンバーには役職名ではなく苗字で呼んでもらうようにお願いしています。
立場に関係なく、お互いを尊重し合えるフラットな関係が、強いチームを作ると信じているからです。「仕事は真剣に、遊ぶ時も全力で」というメリハリを大切に、チームビルディングを行っています。
そもそも私が入社を決めたのも、面接で出会った上司の人間的な魅力に惹かれたからでした。「人を『駒』として扱わない」という言葉に深く共感し、電力の知識はゼロでしたが、「この人たちとなら一緒に働きたい」と心から思えたのです。その想いは、今も変わりません。
私の将来の目標は、単に電力を販売する営業で終わることではありません。お客様から「何か困ったことがあったら、まず相談しよう」と思っていただけるような、あらゆる相談に応えられるコンサルタントのような存在になることです。
幸い、当社はホールディングスとして多岐にわたる商材やサービスを提供できる強みがあります。このリソースを最大限に活かし、お客様との新たな繋がりを創出していきたいです。
そして、将来的には私一人の力だけでなく、私と同じように動けるメンバーになるような頼れる仲間を増やし、組織全体の力でより多くのお客様の期待に応えていくこと。それが、私の描く未来です。
高校時代の野球部で培った「周りを俯瞰し、相手に合わせたコミュニケーションを取る力」を活かして、これからもチームと共に成長し続けます。
東北はいいエリアです。また大きな会社が多く、電力の販売にも向いています。
ただまだ攻め切れていないエリアがたくさんありますので、メンバーを増やしながら東北を攻め落としていきたいですね。U-POWERの仲間とならできる気がします。
東日本営業部 南東北営業課 課長
mission
高圧・特別高圧の電力販売を東北エリアで担当。課長としてメンバーの成長と、東北エリアの顧客拡大に従事。